事業譲渡と事業売却の相談はどこにすればいい?選び方のポイントも解説!
事業譲渡や事業売却を検討したいときに、どこへ相談したらよいでしょうか。本記事では、事業譲渡・売却の相談先の選び方を解説しました。「できるだけ相談費用を抑えたい」「無料相談できる方法を知りたい」という方のために、適切なアドバイスとおすすめの相談先もご紹介します。
目次
事業譲渡と事業売却の相談先の傾向
事業譲渡は、企業の事業を承継する手段の1つで、事業売却とも呼ばれます。
事業譲渡を検討するには、信頼できる相談先を選ぶことが重要です。
まずは、事業譲渡や事業売却に関する相談先の傾向を確認しておきましょう。
金融機関
金融機関は、事業譲渡に関する資金調達・企業評価などの知識やノウハウを持っています。事業譲渡に伴う財務面のリスク評価やリスク回避策、財務プランニングについてのアドバイスを無料で受けられます。
税理士・公認会計士
税理士や公認会計士は、事業譲渡に伴う税務面のリスク評価や節税対策、企業評価に関するノウハウを持っています。
事業譲渡のための書類作成や申請手続き、契約書の作成や交渉などをサポートしてもらえるのも特徴の1つです。
専門仲介機関
専門仲介機関は、事業譲渡に関するマーケティングや企業評価、交渉などのノウハウを持っています。
事業譲渡に適した買い手を探し、交渉から契約までの仲介を行ってくれます。
機密保持契約や競売方式など、事業譲渡に適した方法を提案してくれる場合もあるでしょう。
同業他社に相談
同業他社に相談することで、事業譲渡に適した買い手が見つかることがあります。
業界に詳しい同業他社であれば、相手企業の実績や市場動向などにも精通していることが多く、事業譲渡のアドバイスや情報提供を無料で受けられます。
ただし同業他社に相談する際には、機密情報の漏えいや競合関係に注意が必要です。
事業譲渡は、企業の事業を承継する手段の1つで、事業売却とも呼ばれます。
事業譲渡を検討するには、信頼できる相談先を選ぶことが重要です。
まずは、事業譲渡や事業売却に関する相談先の傾向を確認しておきましょう。
事業譲渡と事業売却のおすすめの相談先
続いて、事業譲渡と事業売却の相談をするのにおすすめの相談先をご紹介します。
同業者
事業譲渡の経験がある同業者に相談することで、業界のトレンドやマーケットの動向など、事業譲渡に関する現場の経験を聞けます。
同業者のなかに、事業の譲り受けを検討している企業がいる場合もあります。
同業者に相談することで、費用をかけず無料で譲渡先を見つけられる可能性があるでしょう。
税理士・公認会計士
事業譲渡や事業売却には、税金の面でも多くの問題があります。
事業譲渡における税金面での手助けはもちろん、事業譲渡の交渉もサポート可能です。
税理士や公認会計士に相談することで、税務面でのリスクを最小限に抑えられるでしょう。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーに相談することで、事業承継に必要なお金や、譲渡後のライフプランなど、資金面に関するアドバイスを受けられます。
本格的な相談の前に、無料相談ができる場合もありますので、まずは気軽な相談からはじめるのもいいでしょう。
中小企業診断士
中小企業診断士は、企業の問題点を分析し、解決策を提案してくれます。
中小企業診断士に相談することで、事業譲渡や事業売却に関するアドバイスや、譲渡先を見つけるためのコンサルティングを受けられます。
譲渡先が決まる前に相談することで、事業の問題点を改善して、その価値を高めることも可能です。
顧問弁護士
弁護士に相談することで、法律的なリスクを最小限に抑えられます。
契約書の作成や、トラブルが発生した場合の対応など、法的な問題に関わる重要なアドバイスを受けられるでしょう。
銀行
銀行は、資金調達の面でのサポートを行っています。
事業譲渡や事業売却に伴う資金調達や、譲渡先の信用調査など、銀行が提供するサービスを活用することで、スムーズな事業承継を実現できます。
商工会議所
地域の商工会議所も、事業承継に関する相談に応じています。
事業譲渡や事業売却に関する情報収集や譲渡先の紹介、事業承継に必要な手続きのアドバイスなど、さまざまなサポートを受けられるでしょう。
無料でアドバイスを受けられるのも魅力です。
公的機関
公的機関でも、事業承継に関する情報や支援制度を受けられます。
例えば、中小企業基盤整備機構の事業承継支援サービスや、地域経済活性化協議会の支援などがあります。
ただし、譲渡先との交渉は自分で行わなくてはなりません。
M&A仲介会社
M&A仲介会社は、事業譲渡や事業売却に関する専門家です。
譲渡価格の算定や、事業価値の評価など、事業承継に必要な知識や技術を兼ね備えています。
譲渡先の探索や交渉、契約書の作成など、事業承継に必要な一連の手続きを代行してもらいたい場合におすすめです。
事業譲渡と事業売却の相談が増えている理由
近年、事業譲渡や事業売却の相談が増えています。
その理由として挙げられるのは次の通りです。
- ・後継者不足
- ・売却益を得て個人保証を清算
- ・中核事業への事業集中
後継者不足
事業譲渡や売却に関する相談が増えている理由の1つ目は、後継者不足です。
経営者が高齢化したため、中小企業を中心に後継者が見つからないケースが増えています。
後継者がいたとしても、経営スキルや資金不足など、経営を引き継ぐための条件が整っていないケースもあるでしょう。
このような場合に、事業譲渡や事業売却が検討されることがあります。
売却益を得て個人保証を清算
2つ目の理由として挙げられるのは、売却益を得て個人保証を清算するためです。
中小企業の経営者は、銀行から借入をするために、自己保証を行うことがあります。
しかし借入が返済不能になると、個人資産まで巻き込まれる可能性があるでしょう。
このような状況にある経営者は、事業売却によって得られる売却益を使い、個人保証を清算することで、リスク回避を図ることがあります。
中核事業への事業集中
3つ目の理由は、中核事業への事業集中です。
経営者は、限られた資源を最大限に活用しなければなりません。
そのためにも中核事業にリソースを集中させ、事業の効率化や利益最大化を図る必要があります。
このように中核事業への事業集中が必要な場合に、非中核事業の売却や譲渡を検討することがあるでしょう。
事業譲渡と事業売却相談先の選び方のポイント
事業譲渡には多くのリスクが伴うため、経験豊富なアドバイザーに相談することが重要です。
しかし、アドバイザーの選び方によっては、事業の譲渡や売却がスムーズに進まない可能性もあります。
ここでは、事業譲渡における相談先の選び方をご紹介します。
選び方①:専門知識を持っている
選び方②:相談料・報酬などの価格が明確である
選び方③:アドバイザーとの相性
各項目を具体的に解説します
専門的知識を持っている
相談先の選び方で重要なポイントの1つ目は、専門知識を持っていることです。
事業譲渡には法的・税務上の問題が多く関わっているため、アドバイザーには専門的な知識が求められます。
アドバイザーの経歴や資格、実績などを調べ、適切な知識を持っているかどうかを確認しましょう。
相談料・報酬などの価格が明確である
相談先の選び方で重要なポイントの2つ目は相談料や報酬などの費用が明確であることです。
アドバイザーの相談料や報酬は、事業売却のプロセスで発生する費用の一部です。
価格が明確であるかを確認したうえで、必要なコストとして正確に把握しておきましょう。
アドバイザーによっては、成功報酬が設定されているケースもあります。
その場合は、成功報酬の額や支払いタイミングを確認しておくことが重要です。
相談方法によっては、初回の相談を無料でできる場合もあります。
無料相談を利用することで、実際に相談して納得してから相談先を決められるためおすすめです。
アドバイザーとの相性
相談先の選び方で重要なポイントの3つ目は、アドバイザーとの相性です。
事業譲渡には時間がかかるため、アドバイザーとは何度も接触することになります。
相手とのコミュニケーションを円滑に進められることが必須条件といえるでしょう。
クライアントのニーズに対応するスキルの有無はもちろんですが、話しやすさや自分との相性も確認しておく必要があります。
事業譲渡と事業売却相談先はM&A仲介会社がおすすめの理由
事業譲渡や事業売却の相談をするなら、M&A仲介会社がおすすめです。
M&A仲介会社に相談するメリットとおすすめの理由を見ていきましょう。
M&Aの専門知識や経験がある
M&A仲介会社は、数多くのM&A案件に関わっています。
M&Aに関する専門的な知識や経験があるため、事業譲渡に必要な手続きや手順を熟知しています。
M&Aの仲介経験を生かして、各種手続きをスムーズに進められるでしょう。
適切なアドバイスをもらえる
M&A仲介会社は、事業譲渡に関する適切なアドバイスを提供できる点も、おすすめポイントの1つです。
事業の売却時期や譲渡価格の設定も、経験豊富なアドバイザーが適切なアドバイスを行います。
多くの仲介会社は相談が無料
M&A仲介会社の多くは、初回の相談を無料で行っています。
無料で相談できるため、事業譲渡の気軽な相談が可能です。
事業譲渡のアドバイスや情報を手軽に入手できるのも、おすすめポイントといえるでしょう。
適切な企業評価・価値を知れる
M&A仲介会社は、事業評価や企業価値に関する知識や経験が豊富です。
自社の適切な評価や価値がわかります。
事業譲渡においては、正確な企業評価や価値が重要なポイントです。
事業譲渡・事業売却の相談先である仲介会社の報酬体系
事業譲渡や売却を行う仲介会社の報酬は、どのように支払うのでしょうか。
具体的な報酬体系を確認しておきましょう。
着手金・中間金・成功報酬と分けて支払うのが一般的
報酬体系は、一般的に着手金・中間金・成功報酬の3つに分けられます。
着手金は、仲介会社が業務を開始する前に支払う手数料です。
中間金は、買い手候補が見つかった段階で支払う手数料で、契約締結前に支払われます。
成功報酬は、譲渡や売却が成立した際に支払われる手数料です。
報酬額は、譲渡価格や売却価格に応じて変動することがあります。
一般的には、譲渡価格や売却価格の数パーセント程度で設定されますが、実際の取引によっては異なることもあるでしょう。
早い段階でM&A仲介会社に確認する
事業譲渡・事業売却を検討する企業は、早い段階でM&A仲介会社に相談しましょう。
譲渡価格や売却価格、報酬額などの条件が決まる前に、報酬体系も確認しておくことが大切です。
報酬体系は、譲渡や売却に関するコストの一部を占めるため、あらかじめ確認しておくことで、譲渡や売却に伴うコストを適切に把握できます。
事業譲渡・事業売却の相談先はよく吟味して賢く選ぼう
事業譲渡や事業売却は、どこで相談するかによって、取引の満足度が変わります。
専門知識が高く、料金体系が明確であることはもちろん、アドバイザーとの相性も重要なポイントです。
今回紹介した相談先の選び方を参考に決めることで、事業譲渡もスムーズに進められるでしょう。
おすすめの相談先は、M&A仲介会社です。
初回の相談が無料でできる会社も多く、気軽に相談できるのが魅力です。
事業譲渡に関する専門性も高いため、よりよい条件での譲渡につながるでしょう。
M&A・事業承継のご相談ならM&Aエグゼクティブパートナーズ
M&A・事業承継については専門性の高いM&AアドバイザーがいるM&Aエグゼクティブパートナーズにご相談ください。
M&Aエグゼクティブパートナーズが選ばれる4つの理由
②各業界でのM&A実績が豊富なトップコンサルタントのみ在籍
③オーナー様を第一に考えたM&A仲介サービス
④グループ間のネットワークによる幅広いサービスのご提供
>>M&Aエグゼクティブパートナーズの強みの詳細はこちら
M&Aエグゼクティブパートナーズは、成約するまで無料の「譲渡企業様完全成功報酬制」のM&A仲介会社です。
無料で相談可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。